現況報告

 早いもので、もう2024年も1か月が過ぎてしまいました。

 ご案内の通り、トイレ修理中にて休船状態です。

ブログを更新しないのも寂しいので、状況をつらつら書きます。

結論から言うと、トイレは詰まってなさそうです。

 最近、3名乗船するとなかなか加速せず、困っていました。

大きな船は、スクリューの力だけで推進していきますが、

モーターボートは一定のスピードになると水上に浮くように

なっています。これにより水の抵抗が大幅に減りますので、

小さなエンジンでも高速で走れるのです。これをプレーニングと

言います。走り始めてプレーニング状態になるまでをハンプと

言ってボートの前側が上がり、後ろが下がった状態になります。

この状態が最もパワーが必要な状態で燃料も食います。

大排気量のガソリンエンジンなら一気に回転を上げられますが、

ディーゼルだとターボ頼りになります。私の船はターボがちょっと

お疲れ気味で立ち上がりが良くないため、特に乗員が多かったり、

後ろのデッキに集中したりすると、なかなかプレーニングに移行

できない状態になっているのです。

 もちろんターボを交換すれば直るとは思います。ただおそらく

40万円コース・・・。そこで応急処置として、船の最前方の

アンカーをしまってある場所に80kgの砂利を積んでみました。

これで船首が下がり、少しだけプレーニングの時間が短縮しました。

しかし3人乗ると効果が消えてしまいます。そこでさらに80kg

積んでみました。太めの男、ふたりを船首に立たせたのと一緒で、

これは効果がありました。しかし、その副作用で、常に船首側が

下がってしまい、喫水が上がったためトイレの水位も上昇して

しまって、流れが悪くなってしまったようなのです。

 ではどうすればよいか?こういう状況を解決するもう一つの方法は

トリムタブという部品を取り付けることです。この部品は、船尾を

持ち上げる効果がありますので、砂利を積んで船首を下げなくても

良いのです。砂利を下せば、喫水は下がり、トイレの水位も下がる

はずです。ただこの部品も安くはない。日本の取扱店で買うと30

万円位します。ただアメリカでは1000ドルくらいで入手できる

ので、実は1ドル120円位になるのを待っていました。が、止むを

得ません。個人輸入することにしました。

 最初は、WEST MARINEという会社からインターネットで購入

しようと思いました。しかし、何かあったときに英語でやりとりする

のも面倒くさいので、最終的にeBAYというインターネットサイトで

購入しました。この辺については別の機会にご紹介したいと思います。

とにかくトリムタブが先週到着したので、昨日、電気系の配線を

してきました。あとは今週末に本体を取り付けて配線をつなぎ、

砂利を船尾に移して試験走行してきます。もちろんトイレの様子も

チェックして、問題がなければ、予約再開いたします。よろしく

お願いいたします。

これが電動トリムタブです。